
友人がヨルダンに住んでいる間にあそびにいって、せっかくだからシリアまで足を伸ばした。はじめて陸路で国境を超えた。

この香炉はダマスカスのスーク・ハミディーエ(中心街の市場)で買った。うっかりしていて、安息日の金曜日についてしまったのでイスラム教徒のお店はどこもお休み。そんな中キリスト教徒の住む小さなエリアの店だけが開いていた。

店主がむやみに政治の話をするので、同行の友人が秘密警察がいる国だから政治の話は謹めというので、急に英語がわからなくなったというなんだか危うい思い出がある。もう10年も前のこと。

多分、今はもうここの店も無いだろうし、店主が生きているかもわからないのだろうと思うと胸が痛む。また行きたいと思ってる場所は、壊れることも壊されることもある。自分の命が自分できちんと守れて、人に心配をかけないならば、行きたい場所にはすぐ行くといいと思う。香炉はきちんとくすんでくるので、銀であることは間違いなし。香炉の窓から煙があつまっていく筋も非常に美しくできている。
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